ゲーム愛置き場

今年21の若造が、今までにプレイしてきたゲームの率直な感想を語ります。

【番外編】約10年間、「けいおん」を愛し続けた男が語る。

 

 

はじめに

以下に続く文章は全て筆者の主観によるものであり、良くも悪くも作品の評価を保証するものではありません。

 

まずは、けいおん10周年おめでとうございます!5周年がついこの前だったような気がします。時間の流れが早い!

4月4日をもって10周年を迎えたTVアニメ「けいおん!」ですが、なんと今一期の再放送が行われているようです。見たことのない方はこの機会、ぜひ見ていただけたらなと思います!

 

馴れ初め

筆者がけいおんを知ったのは9年前、小学6年生の頃ですね。当時は二期が始まりたての頃でして1クール目のOP曲、GO! GO! MANIAC」がオリコン1位を獲得した事で知りました。その頃の週間シングルランキングがこちら。

www.oricon.co.jp

 

当時のけいおんの凄まじい勢いが、見てわかると思います。車の中、ラジオでこの曲を聴いた時の衝撃は今でも覚えています。小学6年生の自分の世界は確かに狭いものでしたが、この曲の唯一無二さだけは一瞬で理解できました。

 

この瞬間、自分の人生が変わったと言っても過言ではありません。

『全ての道はローマに通ず』との故事成語がありますが、筆者の人生において

『全てのオタク活動はけいおんに通ず』

という言葉がぴったりでしょう。何をしても結局たどり着くのは「やっぱけいおんおもしれえ」なんです。

 

作品の存在を知った自分は、すぐさま一期を全て視聴します。細かい感想は後ほど。

(当時の筆者はキャラと楽曲だけで、作品の中身はそこまで気にしていなかったと思います。)

その流れで二期を視聴し始めるわけですが...それはそれはどっぷりだった記憶があります。今思えばかなり気持ち悪い小学生ですね。

そのまま好きが続いて現在に至る、というような感じです。今でも年に数周は見ているので、脚色無しに20周は視聴していると思います。

 

原作版けいおん

けいおんにも、もちろん原作があります。「まんがタイムきらら」にて連載されていた4コマ漫画がそうです。単行本は本編が全4巻、番外編が全2巻あります。その内、アニメ化されているのは本編の位置付けにある4巻分です。...少し驚きませんか?4コマ漫画の単行本4巻分が3クール分のアニメになっているわけです。つまり、アニメ版では相当な脚色が施されています

回りくどい言い方をしましたが筆者の率直な意見として、原作はあまりおすすめできない、という事です。後に書く「筆者の思うけいおんの良さ」はあくまでアニメ版のみに当てはまるもので、比較して原作版は見劣りする部分が多いです。少なくともアニメを見てから、同じ物を期待して原作を買うと、うーん...って感じになります。

じゃあ原作版は面白くないのか、というとそうではないです!4コマ漫画としての完成度はかなり高く、4コマ好きなら必ず楽しめると思います!単純に、そもそも映像作品と原作では良いところが違う、と言うだけの話です。

 

キャラクター

ここからは、メインとなるキャラクターについて書いていきたいと思います。

平沢唯

ふわふわかわいい系ギタリスト。コイツが居なきゃ始まらなかった。けいおんにおける主人公であり、桜が丘高校軽音部における絶対的エース。ギターとボーカルを担当。天才肌なので、様々な面で圧倒的なセンスを見せつける場面が多いのですが、基本的にはかなり抜けているアホの子です。

鬼超絶ばちくそかわいい。

秋山澪

カッコいい系ベーシスト。と見せかけて実は結構抜けてる。根はしっかりしているものの、周りが周りなのでよく流される場面が見受けられる。一応ボーカルも担当しているが、恥ずかしがり屋のため、たまにしか歌わない。作詞もするが、かなり痛い

律とは幼馴染で、古い中特有の親しいやりとりが目の保養になる。

そこそこかわいい。

田井中律

元気いっぱいやんちゃ系ドラマー。この子に関しては、実は…とかあまりない。見た目の通りのキャラクターです。目立ちたがりが故に部長になるも、責任感は皆無。良くないことは大体律か唯から始まる、といっても過言ではない程のトラブルメーカー。いざという時にみんなを引っ張る姿がカッコいい。

まあまあかわいい。

琴吹紬

おっとりお嬢様系キーボード。実際お嬢様。紬のおかげで、唯はギー太と出会う事ができた。

軽音部の潤滑剤的存在で、目立ちはしないが陰でしっかりと活躍しています。基本的には奥手だが、昂ぶると誰も止められない。

かなりかわいい。

中野梓

しっかりかわいい系ギタリスト。唯たちとは一才離れて後輩。部の中で一番周りに流されず、我がしっかりとしている強い芯の持ち主。物語の中での活躍を見るに、第二の主人公といってもいい。というか二期の主人公

ダメダメな先輩たちに振り回されまくる悲劇のヒロインであるが、あずにゃん自身が幸せそうなので、僕はそれでいいです

レジェンドパーフェクトかわいい。

平沢憂

唯の妹にして、あずにゃんの同級生。姉とは真反対の性格でかなりのしっかり者、ではあるが姉の唯にはかなーーーり甘い。唯がダメになったのはきっとこの子の所為です。

唯との掛け合いが見る者全てを幸せにします。後に語り継がれる、劇中歌史上最高峰と名高い名曲、『U&I』ができるキッカケとなる人物。

尋常じゃないほどに激ヤバかわいい。

鈴木純

ジャズ研の裏切り者。

山中さわ子

めちゃくちゃ良い人。自分の事しか考えてない風のセリフを口にすることが多々あるが、誰よりも軽音部のことを第一に考えてくれる素晴らしい顧問。ライブのたびに衣装を自作してくる事で、部員からは恐れられている。ラストライブでの活躍は、もう計り知れないほど。はやく幸せになってください。

いい人。

真鍋和

唯の幼馴染にして生徒会長兼、某ファンクラブ会長。これまた唯とは真逆の性格で、鬼のしっかり者。2年生では、クラス替えで同期から孤立した澪を支える。

つじあやのに似ている。

 

ここまでがメインキャラクターの総括になります。まだまだ書き足りない所が多いのですが、長くなるとダレるので、さっさと次に移っちゃいます!

 

けいおん!

けいおん!」とは、同作品のアニメ一期のタイトルです。

特徴

この作品を一言で表すなら、『テンポ』です!

それはそれはいいテンポで話が進みます。1クールしかないということもあり、彼女たちの一年と少しの期間がグッと詰め込まれています

初めての部活動に初めての合宿、そして何より初めてのライブ!と全ての経験が新鮮で初々しく、爽快感のある青春が描かれています。

また、回を重ねて成長していく唯の姿が見てわかります。細かい演出なども相まって、本当に感動します。日常系とは思えない涙の量です。

主に唯の目線で話が進んでいくという事もあり、唯の成長というのが一つ大事なテーマになってくるのが本作品です。

見所

一期の見所といえば、やはり初ライブ編…ではなく、個人的には初新歓ライブ編だと思います。

もちろん初ライブ編もイイんですが、あずにゃんとの馴れ初めもそうですし、他メンバーにない個性を持ったメンバーが1人増える事でグッと物語が引き締まります。初々しいあずにゃんが本当にかわいい。

言わずもがなの名シーン。最終話にて、唯がライブ前に家に置き忘れたギターを取りに帰るシーンでの、1話との対比演出も必見です。筆者はオンオン泣いてました。

 

けいおん!! 

上に同じくアニメ二期のタイトルとなる『けいおん!!』です。

特徴

この作品を一言で表すならズバリ、『緩急』です!

序盤は物凄くダラけてます!この部分が気に入らない方が多いようですが、自分は大好きでした。日常系好きにはたまらないです!

一期とは打って変わってゆるーく、楽しく可愛く、一生眺めていたくなるような、ゆるふわなテンポで話が進んでいきます。

(細かい変更点として、作画が少し大人っぽくなってます。筆者は二期の方が好きでした。)

見所

この世は諸行無常、どんな幸せな時間にも必ず終わりが訪れます。もちろん、それは桜が丘高校軽音部も例外ではありません。

そう、来年にはあずにゃん以外のメンバーはみんな卒業して抜けてしまうんですよね。その事実から目を逸らし続けた部員たちですが、いつかは向かい合わなければならない時がきます。

唯たちにとって最後になる桜高祭が大成功で終わります。完全に燃え尽きた軽音部のみんなは部室の壁に寄りかかり、ライブの余韻に浸っていました。

誰かが言います。今までで最高のライブだったな。また誰かが言います。みんなの演奏もばっちり合ってたし。

そこで唯が話し始めます。来年はあれやってー、これやってー…。そこでみんながやっと向き合うんです。来年はもうないという事実に。

冒頭で、筆者はこのアニメを20周近くしていると言いましたが、毎度毎度泣いてます。見ている自分自身、軽音部の日常が終わってしまう事を受け入れられないのです。きっとあなたもこうなります。

これこそが、けいおん二期が名作たる所以だと思います。日常パートが長い上に、卒業という事実から唯たちが目をそらす描写が要所要所に散りばめられています。そしてそれが終わる時、一気に想いが弾けます。

けいおん!!第20話「またまた学園祭!」は後世に語り継がれるべき伝説の回でしょう。

卒業のシーンは言わずもがなでしょう。唯たちはあずにゃんへ、オリジナルソングをプレゼントするわけですが、それを聴いたあずにゃんの反応が一期の1話での唯と全く同じなんですよね。ここで泣かずいつ泣きますか。

そして、あずにゃんが望んだ5人だけの結末を迎え、第二幕、これにて終焉です。

(唯たちの卒業後、あずにゃんは1人ぼっちになるわけではありません。どうなるかは、本編と番外編でお楽しみ下さい。)

 

映画けいおん!

二期番外編の後日談となった本作品。

特徴

お涙頂戴シーンはほとんどありません。けいおんのコンセプトに沿った素晴らしい作品だったと思います。しっかり本編を全てチェックした後に、〆での視聴をお勧めします。笑顔でけいおんライフを終わらせましょう。

因みに、劇中にて風呂上がりなのに髪にヘアアイロンを当てる唯を見て、筆者は風呂上がりにアイロンを当て始めました。本当に気持ち悪い男ですね。

見所

全てです。

 

筆者イチオシ楽曲

けいおんといえば、『楽曲』ですよね。ここでは、アニメけいおんの素晴らしい楽曲達を一部、紹介していこうと思います。

OP ED

Cagayake!GIRLS

第一期のオープニングになる、超人気曲ですね。女の子らしさが詰まった爽やかなメロディの曲です。(本作品を象徴する曲ではありますが、筆者が思うに一番けいおんらしさが薄い曲のように感じています。)

Don’t say “lazy”

これまた象徴的な曲ですね。けいおんのEDの方向性は、この曲から一切ブレてません。澪がボーカルのエロかっこいい曲です。

GO!GO! MANIAC

けいおん!!』1クール目のOP。個人的に、中毒性No. 1です。けいおんの曲とは何たるやを示す、けいおんの教科書のような曲です。カッコかわいい、って言うんですかね。エゲツない速度でまくし立てるリリックと、凄まじい緩急のメロディとがマッチして、他に類を見ないけいおんならではの楽曲に仕上がっています。また、その曲を歌うのはクソ可愛い女の子、というギャップもたまらないです。聴いたことない人は是非、聴いてみてほしいです。

Utauyo!! Miracle

けいおん!!』2クール目のOP。けいおん節全開の曲ですね。これまた高速リリックに緩急マックスのメロディ、とけいおんの十八番ラッシュ。聴けば聴くほどいい曲です。

ただ、『GO!GO! MANIAC』にも言えることですが、歌うことに関しては最高峰の難易度を誇ります。カラオケで歌う際にはそれなりに覚悟してください。

劇中歌

ふわふわ時間

これまたけいおんを代表する曲の内の一つですね。

とりあえず、歌詞が甘い。というか痛い。澪が作詞をする曲は必ずこうなります。

ふでペン〜ボールペン〜

かわいらしさに全振りした曲。かわいい。とにかくかわいい。

『ハネるとこトメるとこ ドキドキまるで恋だね』

このフレーズ考えた人天才ですよね。

わたしの恋はホッチキス

これまたかわいらしさ全振りの曲。チョベリかわいい。

『好きの確率わりだす計算式 あればいいのに』

このフレーズ考えた人天才ですよね。

U&I

名曲です。憂が風邪をひいた際に、唯が憂への愛を込めて作った歌で、放課後ティータイムの最期となるライブで演奏した曲。メロディやリズムは軽快なのに、歌詞が愛に満ち溢れていてグッときます。

読みは「ユーアンドアイ(You and I)」

書きは「U&I(憂)」

タイトルのセンスだけで言えばぶっちぎりです。総合的に見ても中々にちぎってますけどね。

(余談ですが、本編20話にてラストライブでこの曲を演奏した際に、昂ぶりすぎたムギが曲にアレンジを加えるシーンが死ぬほど好きです。

気になる方はどの場面か探してみて下さい。)

天使にふれたよ!

最終話にて、あずにゃんに捧ぐ鎮魂歌ここに来て全員で歌うかーーーーーそりゃ泣くわーーーーって感じ。しっとりとしたメロディに、染み入るような歌詞がね、いいんです。歌詞がいいんです。軽音部の過ごした日々が、頭の中に流れ込んでくるんです。そりゃ泣きますよ。

Unmei♪wa♪Endless!

映画けいおん!』にて流れる劇中歌でもありテーマ曲でもある。二期のOP共々と並び、けいおん節全開の相も変わらず前衛的な曲です。放課後ティータイムはブレません。最高です。

その他の楽曲

これらに関しては背景が無いので、あまり語ることがありません。個人的に好きな曲をリストにしておきますので、参考までに。

  • ギー太に首ったけ
  • Oh My ギー太!!
  • いちごパフェが止まらない
  • いちばんいっぱい
  • ウキウキNew! My Way!
  • Honey sweet tea time
  • しあわせ日和
  • キラキラDays

まだまだ紹介していない曲がありますが、ここにあげるとなるとほぼ全曲になってしまうので自重します。

最後に

まだまだ数億文字は語れますが、あまり長くならないように簡潔にまとめたつもりです。

けいおんという作品は、笑いたい人、かわいいのが好きな人、泣きたい人、様々な人におすすめできる万能アニメだと思います。ここまで読んでくださった方々は是非、これを機に視聴なさってはいかがでしょうか。

筆者はこれからも、けいおんに粘着する気色悪い追っかけを続けて行く所存です。

 

以上で終わります。お疲れ様でした。

Muke's Game of the Year 2018

はじめに。

以下に続く文章は全て筆者の主観によるものであり、いわゆるチラ裏です。良くも悪くもゲームの評価を保証するものではありません

そして反省。既存のゲームを中途半端にあっちこっち行ったり来たり、新規のゲームに打ち込めなかった2018年でした。そんなアホがこんな記事を書く事をご了承ください。

 

 

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さて今年も始まりました。自分がプレイしたゲームの中でその年最も面白かったゲームを決めるゲーマーの祭典、Muke's GOTY2018のお時間です。去年までは自分の頭の中だけで開催されていたんですが、2018年はなんと本ブログにて行いたいと思います。では早速、参りましょう。

 

2018年。

ゼルダBotWやドラクエⅪなどetc…古くからのシリーズの新規ナンバリングタイトルが暴れに暴れた2017年を終え、2017年の時点での発表タイトルだけを見ると少し勢いに不安を感じた年でもありました。

そんな2018年の幕開き、豪快なスタートダッシュを決めたのが

 

ノミネートNo.1

モンスターハンター:ワールド

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誰もが待ち望んだモンスターハンターシリーズPSハード正統続編。大きすぎる期待の重圧を振り切るほどの圧倒的ゲームパワー。

やばばばでしたね。どハマりし過ぎて、不眠不休で朝までやって、大学まで行って試験受けず帰って来てまたMHWしてました。

おかげさまでストーリークリアは全国でも屈指の早さだったんじゃないでしょうか。久しぶりに、最前線を走りたい!って強く思ったゲームでした。まあほんと最初だけだったんですけど…。

ロンチ後しばらくは色々な問題点が浮き彫りになりましたが、割と早い対応でささっと解決。運営の皆様に感謝の正拳突き。

更にこのゲーム、まだ終わってません。来年の秋頃に大型アップデートがあるみたいです。楽しみですね〜。

 

MHWのお陰で良い滑り出しを切れた2018年。3月中旬、次に現れた刺客は

 

ノミネートNo.2

Fortnite

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一世を風靡するしたバトルロワイヤル型のシューティングゲーム

ただ無料だからという理由で何気なくDLしたのがキッカケでしたが、今だにプレイするくらい面白いです。特に相対してからの、フォトナ固有のシステム"建築"を絡めた戦闘が奥深くて楽しいゲームですね。

直感的で馴染む操作や取っつきやすいビジュアルなど、あらゆる敷居が低い所から始められるのもこのゲームの素晴らしいところだと思います。

 

まさかのダークホースに続くは、25年以上も続くあのシリーズの最新作

 

ノミネートNo.3

星のカービィ スターアライズ

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Switch初のカービィシリーズとして満を持して姿を見せた本作。

なんと筆者、カービィグッズに○○万ぶち込んだり、家にクソでかいぬいぐるみが6体あったり、カービィと誕生日が同じだったりなど、そこそこカービィシリーズのファンなんですよね。因みにナンバリングタイトルはもちろん全て網羅しては…いません。ボチボチしかやってません。はい、すみません。

 

自分がカービィシリーズに惚れる大きな理由は

  1. 音楽
  2. ストーリー背景

主にこの二つです。

一つ目は単純に、ゲーム内での曲がヤバイくらいイイんです。新曲はもちろん、えげつい程に擦ってくる既存の曲のアレンジの出来も毎度毎度開いた口が塞がりません。石川淳さんと安藤浩和さんの2人でこのシリーズを支えてると言っても過言ではないでしょう。

二つ目は所謂、"裏設定"ってヤツです。星のカービィなんて可愛らしい名前からは想像できないほどにブラックで深いストーリーになっています。新作が出る度に解明されていく謎の数々はまさに浪漫の塊。カービィシリーズの奥の深さをつくづく感じます。

あと、これだけは伝えておかなければなりません。はっきり言いますが、ストーリーのゲームプレイ自体はそこまで面白くありません。ある程度ゲームに肥えた人間からすると少し単調に感じると思います。それでも大の大人がプレイしたくなるような魅力があるんですから、問題ありませんね。

特にラスボス戦で明かされるあの…

是非プレイしてください。シリーズのファンはきっと胸に来ると思います。

 

さて年度が終わり、心機一転頑張るぞ!との意気込みを粉々に砕き、新年度早々自分を引きこもりにさせたのは

 

ノミネートNo.4

実況パワフルプロ野球2018

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2014年から、2年に一度のリリーススパンに切り替えてきたパワプロシリーズ。特に2016は、個人的に期待を大きく大きく超える出来であった為、本作にも大きな期待がかかりましたね。

単刀直入に感想を言うと、

キャラ動くスゲエ!ボイス付いてるヤベエ!彼女キャラめっちゃ可愛い!

でもサクセス超むずい!

って感じでした。特に、一番最後に解放される五竜郭高校は真剣にプレイすると1周するだけで4時間くらいかかるんですよ。しかし本作の仕様上、試合で全勝しようが全試合でホームランを打とうが、練習で意図的にスカウトを追いかけない限りドラフトで指名をもらうことはありません。4時間がパーになる瞬間を何度も味わいました。もう少しでハゲるところだったと思います。

(因みにこの仕様はもうパッチで改善済みです。安心して遊んで下さい。)

その分クリアした時の達成感は尋常じゃなかったですね〜。彼女の告白シーンは全てスクリーンショットに収めてありますが、いつ見てもホカホカしますね!

そんな自分のイチオシ彼女

  • 南国リゾート学園にて、若菜初美
  • 五竜郭高校にて、市枝いちご

です!プレイする機会があれば、是非!

 

ここまでのラッシュで既にカラダがあったまりちらした筆者。そんな時、僕のテンションをピークまで突き上げたのがここからの2連ADV釘パンチ

 

1連目はこちら。

ノミネートNo.5

Detroit Become Human

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話題のあの作品。神ゲーと呼ばれる所以が触って30秒で理解できます。分かりやすく洗練されたゲームですね。

近々訪れるかもしれない、感情を持ったアンドロイドと人間との壮大なドラマが描かれる本作はストーリー分岐型のADVで、星の数ほど分岐があります。とても1人で追いかけられる量ではありません。1本でここまで濃いゲームは中々無いです。PS4を持っているのであれば、必ずプレイして欲しい作品です!

因みに自分は、良いADVが1周しかできない病なので周回はしていません!自分だけの物語は1つしかありませんからね。

情と理の全てが絡み合った時、貴方は賢明な判断ができますか。人の世を、そして機械の世をどう導くかは全て自分自身です。

 

2連目はこちら。

ノミネートNo.6

Life is Strange:Before the Storm

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魅せ方に定評のあるADV、"Life is Strange"の前日譚。前作の主人公であるマックスの親友として物語の根幹に関わった、クロエに焦点を当てた本作。

コテコテのアメリカンハイスクールを舞台に描かれる、思春期の入り乱れた思考が直接心臓を抉りに来ます。

サウンドやビジュアルの情緒さも相俟って、気が付いたら視界が涙でボヤけてます。

本作最大の魅力は、何が良い選択で何が悪い選択なのかがクリアしても全く分からないところです。

ただその選択が並ならぬ決断である事に変わりはありません。貴方はクロエとして時を過ごし全てを見た上で、自分自身のクロエがするであろう決断を下すだけです。結末がどうであろうと。

 

2連ADV釘パンチ、非常に重いパンチでした。この2作品の余韻だけで1年は反芻できますが2018年、まだ折り返し地点なんですよね。

 

ノミネートNo.7

OCTOPATH TRAVELER

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あんまり面白くなかった。

 

ノミネートNo.8

龍が如く3

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あの大人気シリーズ、龍が如くの第3作目がHDリマスターされ2018年の夏に上陸。

ぼちぼち面白かったですね。自分は4と5がプレイできていないんですが、0、1、2、この3作があまりにも面白すぎて、少し物足りなく感じてしまいました。極リメイクを期待していた節もあったので、そこも少しズッコケポイントでした。

ストーリーも前半は、ぼくなつをプレイしているのかと錯覚を起こすほどに緩いです。ぼくなつには悪いですが、揶揄してます。

とは言え面白い事に変わりはありません!ラスボス戦は相変わらず熱い!

龍が如くファンの方でまだプレイされてない方はプレイすべきです!

 

ノミネートNo.9

コナン アウトキャスト

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かなりドMなゲームだと思います。ただひたすらに忙しい。分かりやすく伝えるならば、めんどくささが10倍になったマインクラフトって感じです!

歯応えのあるゲームプレイが売りのゲームなので、シビアな戦闘が好みのコアなゲーマーの方にはおススメです!

僕はマルチをかなりの時間プレイしましたが、めちゃくちゃ楽しかったです。友人と役割を分担しながら拠点を大きくしていき、徐々に未開の地を開拓して行く…たまらなかったですね。

よく勘違いされているのですが、The Elder Scrollsシリーズ(Skyrimなど)のように、ヒューマンドラマが豊富なゲームではありません。あくまで戦闘と建築がメインのゲームです。

ただオンラインはめちゃくそ重い…。今は改善されてると良いんですが…。

 

ノミネートNo.10

Fallout76

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面白くなかった。お金返して欲しい。

 

ノミネートNo.11

大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL

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2018年の3月頃ですかね。発表がありまして、発狂しましたね!そこからは来る日も来る日もSPのリリースを待つばかり。

…そして来たる12月7日、満を持してリリース!

語るも不要のゲームでしょう!このブログに目を通して下さってる方々は恐らく、僕なんかよりこのゲームを触って来ている方だらけだと思います!御託は要りません。黙ってプレイしましょう。

 

結果発表

以上の11作品が、ノミネート作品です。規模の小さなインディーズゲームやCS機器でプレイできないゲーム(Doki Doki Literature Club!など)は予め省いてあります。

冒頭で申し上げた通り、スプラトゥーン2スマブラ4、マインクラフトなどに勤しんでた時期もあって、中々新規タイトルに着手できないまま2018を終えてしまいました…。2019年こそはヘビーゲーマーらしく、手当たり次第ゲームを買い漁りたいと思います。

 

さてそろそろMuke's GOTY2018の発表に移りたいと思います。因みに昨年度のMuke's GOTYは

ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて

でした。文句なしのブッチギリでしたね。

はてさて、今年のMuke's GOTYは…

 

 

 

 

ノミネートNo.1、モンスターハンター:ワールドです!

 

結論、今年は豊作でした。自分がプレイしていないゲームにも、沢山面白いゲームはあったみたいですね。かくいう自分は、単純に1番長く楽しくプレイできたのがMHWでした!

何というか和製のゲームって、海外のゲームに比べて技術力の差を感じるというか、昔跳ねたシリーズの看板に辛うじて助けられてるという印象を受けるゲームが凄く多く感じていたんですよね。もちろん良いゲームは沢山ありますが、そういったゲームが多いのも事実だと思います。

例えばJRPGなんて言葉があります。もちろん良い意味もありますが、基本的に揶揄される時に使われる、日本のゲームシステムをあまりよく思ってない人が口にする言葉です。

実は、日本で圧倒的な人気を誇るモンスターハンターシリーズも、元々海外受けはあまり良くなかったんです。MHWからは、日本のゲームもここまでできるんだぞ!凄いんだぞ!オープンワールドがなんぼのもんじゃい!っていうパワーをめちゃくちゃ感じたんですよ。

まあ、単純に楽しめればそれで良いんですけどね。MHWはそういった意味でも超絶優秀でした。当たり前です、モンハンの楽しさなんて語るまでもないですよね。

 

はい、Muke's GOTYは以上をもって終了です。

最後に言いたいことが一つだけ。

CSゲーム機器を持っていて、ゲームをする時間があって、家で誰にも邪魔されずゲームできる環境があって、ソフトさえ買えばプレイできる環境があって、

一つのゲームだけに熱中するのは凄く勿体無い事だと思います!!

スマブラは好きだけど他ゲーはそんなやらない。スプラトゥーンはやるけど他ゲーは…

こんな人沢山知ってるんです。特定のゲームは凄く好きだけど別にゲーマーではない、って人。折角ゲームをもっと好きになれる素質があるのに、別にいいかなーって踏み出さない人が沢山いるんですよね。

ゲームそのものを愛してほしいんです。星の数ほどゲームタイトルはあります。探せば必ず見つかりますし、もっとゲームが好きになれると思います。

今後ゲームを愛する人がもっと増える事を祈って、お開きにしたいと思います。2019年もゲーム沢山やるぞ〜。

 

では、良いゲームライフを!

Life is Strange

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"Life is  Strange"(以下LiS)はインパクトのあるストーリーと、特徴的なビジュアルとサウンドが作り上げる情緒ある雰囲気で話題になった、数多のゲームアワードを受賞しているPS4発のキラータイトルです。

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かくいう僕も初めてプレイした時、とてつもない衝撃を受けました。プレイする映画という言葉を正に体現しているゲーム。ゲームを映画で比喩するのはあまり好きではないですが、そう言った方が伝わりやすいので致し方なし。まあ、詳しい話は追い追い話します。

僕自身、予めLiSの評判を知っていてこのゲームを購入したわけではありません。高校辞めてやる事ねーなーって途方に暮れてた時に、何となく寄ったお店で印象的なパッケージに一目惚れして、ついつい手に取ってしまいました。

あと…安かったんですよね。新品で¥5,000切ってたと思います。金無し男には本当にありがたかった。

 

さて、本題に入ります。ここからはLiSというゲームの魅力についてたっぷり語っていきたいと思います。

 

ビジュアル

まず目につくのは、超が付くほど独特なビジュアルですよね。極度にリアルテイストなビジュアルが多い洋ADV界隈ですが、このゲームはひと味もふた味も違います。

ただリアルテイストに寄せるだけではありません。白く大きな紙のキャンバスに、アクリル絵の具で思いっきり書き殴ったかのような、絵の具ならではの暖かさとほんの少しの雑さを感じさせる、非常に情緒のあるビジュアルなんですよね。

これがいいんです。日常の中にある非日常を表現するのに、これほど適したビジュアルは無いでしょう。何処か身近に感じたい、だけど決して近くはない。そんな絶妙な距離感を演出しているように思えます。

後に記す、サウンドとのシナジーもこれまた凄いんです。

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とある教室での授業中。この暖かさ、伝わりますかね…。

 

あ、悪いところが1つだけあります。フォントが安っぽいです。慣れると大丈夫ですけど、第一印象はあんまり良くないですね。

 

サウンド

LiSの雰囲気の魅力は、ビジュアルとサウンドの見事までに高いシナジーです。このゲームのサウンドで、特徴的なのが"挿入歌"です。

主に挿入歌として使われているのは、インディーズの洋楽。カントリーミュージックだったり、エレクトロニカだったりと、幅広い挿入歌が使用されています。

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Syd Matters - To All Of You (Official music video) - YouTube

オープニングムービーで流れる挿入歌、"To All Of You"。できればLiSをプレイして、その中で聴いてほしい。きっとその方が、あなたにとって印象的な曲になるから。

 

全ての曲に一貫として言えるのが、激しい曲調では無い事です。しっとりとした優しい曲調が基本的には多いのですが、時に少し心が騒めくような曲調や、はたまた陽気な曲調であったり、場面に応じた的確なサウンドLiSの物語を演出します。

このゲーム、キャラクターによって流れる曲が全然違うんですよね。性格や特徴の対比までもがサウンドを使って上手く表現されています。

主に挿入歌について記しましたが、勿論BGMも一級品です。ぜひ本編をプレイして味わっていただきたいです。

 

 

システム

まずLiS最大の特徴である、主人公マックスの持つ"時を巻き戻す能力"ですね。これは正直、ストーリーありきの物なので、システム面単体で評価できる物では無いのかなと思います。

僕がLiSのシステムにおいて1番評価しているのはズバリ、"没入感"です。1番最初に、このゲームはプレイする映画だと記しました。でもただの映画じゃ無いんです。プレイしなきゃ意味が無い、文字通りゲームでないといけない理由があるゲームなんです。

チープなQTEであったり、テキストを読み進める為だけのコントローラーであったり、おまけ程度のゲーム要素ではありません。自分自身がLiSの世界に入り込み、自身の思考や方法でLiSの世界を知る事ができる。そんなシステムがこのゲームには仕組まれています。

探索のさせ方が上手いんですよね。朝のダイナーでの何気ない会話であったり、ただそこに置いてある缶詰であったり、全てに等しく意味があり、それを自身が追求する事で知る事ができる。それも3人称視点の無機質なテキストではなく、キャラクター自身の生きた心の声で知る事ができるんです。

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誰にだって心の声ってありますよね。LiSは気になるオブジェクトを選択すると、その心の声が聴こえるんです。それが仲の良い友人であろうと公園のゴミ箱であろうと、聴こえる声は平等です。

 

自身で世界を探索して、都度選択をする。それがチープな体験でない事LiSの大きな特徴であり、ゲームでなければいけない理由だと僕は考えています。

 

ストーリー

ココがダメだと他がどれだけ良くても、ADVとしては致命的ですよね。

勿論イイです。最高です。

LiSは分岐型のマルチエンディングです。ゲームオーバーの概念もありません。主人公のマックスは時を戻す能力が使えるので、選択を取り消す事ができます。ただし結末は1つしかありません。

選択肢が絶妙なんですよね…。結果を知って時を戻しても、結局どれが正解なのかが分からないんですよ。しかも時を戻す能力に依存しているといずれ痛い目にあいます。僕はあいました。

細かな選択から大きな選択まで全てがストーリーに作用します。イジメっ子と仲良くするも良し、能力を悪用して報復するも良し。その選択が最後にどう転がろうが、自分次第です。正解も不正解もありません。

 

エンディングは中々考えさせられましたね。自分に正直な選択をし続けてきたつもりだったんですけどね。答えが無いにしても、答えという拠り所をつい探してしまいます。

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主人公のマックス(左)と物語のキーマンである、親友のクロエ(右)

彼女たちが迎える結末はぜひ自分の手でプレイして確かめてみて下さい。

 

最後に

かなーり簡潔にまとめました。まだまだ語りたい事は山のようにありますが、ここで一旦締めましょう。

 

"Life is Strange"というゲームは映画ではありません。ゲームです。ゲーム実況などで満足するのには、あまりにも勿体ない作品です。

是非あなたの手でプレイして、存分に堪能して頂きたいです。

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