ゲーム愛置き場

今年21の若造が、今までにプレイしてきたゲームの率直な感想を語ります。

【番外編】約10年間、「けいおん」を愛し続けた男が語る。

 

 

はじめに

以下に続く文章は全て筆者の主観によるものであり、良くも悪くも作品の評価を保証するものではありません。

 

まずは、けいおん10周年おめでとうございます!5周年がついこの前だったような気がします。時間の流れが早い!

4月4日をもって10周年を迎えたTVアニメ「けいおん!」ですが、なんと今一期の再放送が行われているようです。見たことのない方はこの機会、ぜひ見ていただけたらなと思います!

 

馴れ初め

筆者がけいおんを知ったのは9年前、小学6年生の頃ですね。当時は二期が始まりたての頃でして1クール目のOP曲、GO! GO! MANIAC」がオリコン1位を獲得した事で知りました。その頃の週間シングルランキングがこちら。

www.oricon.co.jp

 

当時のけいおんの凄まじい勢いが、見てわかると思います。車の中、ラジオでこの曲を聴いた時の衝撃は今でも覚えています。小学6年生の自分の世界は確かに狭いものでしたが、この曲の唯一無二さだけは一瞬で理解できました。

 

この瞬間、自分の人生が変わったと言っても過言ではありません。

『全ての道はローマに通ず』との故事成語がありますが、筆者の人生において

『全てのオタク活動はけいおんに通ず』

という言葉がぴったりでしょう。何をしても結局たどり着くのは「やっぱけいおんおもしれえ」なんです。

 

作品の存在を知った自分は、すぐさま一期を全て視聴します。細かい感想は後ほど。

(当時の筆者はキャラと楽曲だけで、作品の中身はそこまで気にしていなかったと思います。)

その流れで二期を視聴し始めるわけですが...それはそれはどっぷりだった記憶があります。今思えばかなり気持ち悪い小学生ですね。

そのまま好きが続いて現在に至る、というような感じです。今でも年に数周は見ているので、脚色無しに20周は視聴していると思います。

 

原作版けいおん

けいおんにも、もちろん原作があります。「まんがタイムきらら」にて連載されていた4コマ漫画がそうです。単行本は本編が全4巻、番外編が全2巻あります。その内、アニメ化されているのは本編の位置付けにある4巻分です。...少し驚きませんか?4コマ漫画の単行本4巻分が3クール分のアニメになっているわけです。つまり、アニメ版では相当な脚色が施されています

回りくどい言い方をしましたが筆者の率直な意見として、原作はあまりおすすめできない、という事です。後に書く「筆者の思うけいおんの良さ」はあくまでアニメ版のみに当てはまるもので、比較して原作版は見劣りする部分が多いです。少なくともアニメを見てから、同じ物を期待して原作を買うと、うーん...って感じになります。

じゃあ原作版は面白くないのか、というとそうではないです!4コマ漫画としての完成度はかなり高く、4コマ好きなら必ず楽しめると思います!単純に、そもそも映像作品と原作では良いところが違う、と言うだけの話です。

 

キャラクター

ここからは、メインとなるキャラクターについて書いていきたいと思います。

平沢唯

ふわふわかわいい系ギタリスト。コイツが居なきゃ始まらなかった。けいおんにおける主人公であり、桜が丘高校軽音部における絶対的エース。ギターとボーカルを担当。天才肌なので、様々な面で圧倒的なセンスを見せつける場面が多いのですが、基本的にはかなり抜けているアホの子です。

鬼超絶ばちくそかわいい。

秋山澪

カッコいい系ベーシスト。と見せかけて実は結構抜けてる。根はしっかりしているものの、周りが周りなのでよく流される場面が見受けられる。一応ボーカルも担当しているが、恥ずかしがり屋のため、たまにしか歌わない。作詞もするが、かなり痛い

律とは幼馴染で、古い中特有の親しいやりとりが目の保養になる。

そこそこかわいい。

田井中律

元気いっぱいやんちゃ系ドラマー。この子に関しては、実は…とかあまりない。見た目の通りのキャラクターです。目立ちたがりが故に部長になるも、責任感は皆無。良くないことは大体律か唯から始まる、といっても過言ではない程のトラブルメーカー。いざという時にみんなを引っ張る姿がカッコいい。

まあまあかわいい。

琴吹紬

おっとりお嬢様系キーボード。実際お嬢様。紬のおかげで、唯はギー太と出会う事ができた。

軽音部の潤滑剤的存在で、目立ちはしないが陰でしっかりと活躍しています。基本的には奥手だが、昂ぶると誰も止められない。

かなりかわいい。

中野梓

しっかりかわいい系ギタリスト。唯たちとは一才離れて後輩。部の中で一番周りに流されず、我がしっかりとしている強い芯の持ち主。物語の中での活躍を見るに、第二の主人公といってもいい。というか二期の主人公

ダメダメな先輩たちに振り回されまくる悲劇のヒロインであるが、あずにゃん自身が幸せそうなので、僕はそれでいいです

レジェンドパーフェクトかわいい。

平沢憂

唯の妹にして、あずにゃんの同級生。姉とは真反対の性格でかなりのしっかり者、ではあるが姉の唯にはかなーーーり甘い。唯がダメになったのはきっとこの子の所為です。

唯との掛け合いが見る者全てを幸せにします。後に語り継がれる、劇中歌史上最高峰と名高い名曲、『U&I』ができるキッカケとなる人物。

尋常じゃないほどに激ヤバかわいい。

鈴木純

ジャズ研の裏切り者。

山中さわ子

めちゃくちゃ良い人。自分の事しか考えてない風のセリフを口にすることが多々あるが、誰よりも軽音部のことを第一に考えてくれる素晴らしい顧問。ライブのたびに衣装を自作してくる事で、部員からは恐れられている。ラストライブでの活躍は、もう計り知れないほど。はやく幸せになってください。

いい人。

真鍋和

唯の幼馴染にして生徒会長兼、某ファンクラブ会長。これまた唯とは真逆の性格で、鬼のしっかり者。2年生では、クラス替えで同期から孤立した澪を支える。

つじあやのに似ている。

 

ここまでがメインキャラクターの総括になります。まだまだ書き足りない所が多いのですが、長くなるとダレるので、さっさと次に移っちゃいます!

 

けいおん!

けいおん!」とは、同作品のアニメ一期のタイトルです。

特徴

この作品を一言で表すなら、『テンポ』です!

それはそれはいいテンポで話が進みます。1クールしかないということもあり、彼女たちの一年と少しの期間がグッと詰め込まれています

初めての部活動に初めての合宿、そして何より初めてのライブ!と全ての経験が新鮮で初々しく、爽快感のある青春が描かれています。

また、回を重ねて成長していく唯の姿が見てわかります。細かい演出なども相まって、本当に感動します。日常系とは思えない涙の量です。

主に唯の目線で話が進んでいくという事もあり、唯の成長というのが一つ大事なテーマになってくるのが本作品です。

見所

一期の見所といえば、やはり初ライブ編…ではなく、個人的には初新歓ライブ編だと思います。

もちろん初ライブ編もイイんですが、あずにゃんとの馴れ初めもそうですし、他メンバーにない個性を持ったメンバーが1人増える事でグッと物語が引き締まります。初々しいあずにゃんが本当にかわいい。

言わずもがなの名シーン。最終話にて、唯がライブ前に家に置き忘れたギターを取りに帰るシーンでの、1話との対比演出も必見です。筆者はオンオン泣いてました。

 

けいおん!! 

上に同じくアニメ二期のタイトルとなる『けいおん!!』です。

特徴

この作品を一言で表すならズバリ、『緩急』です!

序盤は物凄くダラけてます!この部分が気に入らない方が多いようですが、自分は大好きでした。日常系好きにはたまらないです!

一期とは打って変わってゆるーく、楽しく可愛く、一生眺めていたくなるような、ゆるふわなテンポで話が進んでいきます。

(細かい変更点として、作画が少し大人っぽくなってます。筆者は二期の方が好きでした。)

見所

この世は諸行無常、どんな幸せな時間にも必ず終わりが訪れます。もちろん、それは桜が丘高校軽音部も例外ではありません。

そう、来年にはあずにゃん以外のメンバーはみんな卒業して抜けてしまうんですよね。その事実から目を逸らし続けた部員たちですが、いつかは向かい合わなければならない時がきます。

唯たちにとって最後になる桜高祭が大成功で終わります。完全に燃え尽きた軽音部のみんなは部室の壁に寄りかかり、ライブの余韻に浸っていました。

誰かが言います。今までで最高のライブだったな。また誰かが言います。みんなの演奏もばっちり合ってたし。

そこで唯が話し始めます。来年はあれやってー、これやってー…。そこでみんながやっと向き合うんです。来年はもうないという事実に。

冒頭で、筆者はこのアニメを20周近くしていると言いましたが、毎度毎度泣いてます。見ている自分自身、軽音部の日常が終わってしまう事を受け入れられないのです。きっとあなたもこうなります。

これこそが、けいおん二期が名作たる所以だと思います。日常パートが長い上に、卒業という事実から唯たちが目をそらす描写が要所要所に散りばめられています。そしてそれが終わる時、一気に想いが弾けます。

けいおん!!第20話「またまた学園祭!」は後世に語り継がれるべき伝説の回でしょう。

卒業のシーンは言わずもがなでしょう。唯たちはあずにゃんへ、オリジナルソングをプレゼントするわけですが、それを聴いたあずにゃんの反応が一期の1話での唯と全く同じなんですよね。ここで泣かずいつ泣きますか。

そして、あずにゃんが望んだ5人だけの結末を迎え、第二幕、これにて終焉です。

(唯たちの卒業後、あずにゃんは1人ぼっちになるわけではありません。どうなるかは、本編と番外編でお楽しみ下さい。)

 

映画けいおん!

二期番外編の後日談となった本作品。

特徴

お涙頂戴シーンはほとんどありません。けいおんのコンセプトに沿った素晴らしい作品だったと思います。しっかり本編を全てチェックした後に、〆での視聴をお勧めします。笑顔でけいおんライフを終わらせましょう。

因みに、劇中にて風呂上がりなのに髪にヘアアイロンを当てる唯を見て、筆者は風呂上がりにアイロンを当て始めました。本当に気持ち悪い男ですね。

見所

全てです。

 

筆者イチオシ楽曲

けいおんといえば、『楽曲』ですよね。ここでは、アニメけいおんの素晴らしい楽曲達を一部、紹介していこうと思います。

OP ED

Cagayake!GIRLS

第一期のオープニングになる、超人気曲ですね。女の子らしさが詰まった爽やかなメロディの曲です。(本作品を象徴する曲ではありますが、筆者が思うに一番けいおんらしさが薄い曲のように感じています。)

Don’t say “lazy”

これまた象徴的な曲ですね。けいおんのEDの方向性は、この曲から一切ブレてません。澪がボーカルのエロかっこいい曲です。

GO!GO! MANIAC

けいおん!!』1クール目のOP。個人的に、中毒性No. 1です。けいおんの曲とは何たるやを示す、けいおんの教科書のような曲です。カッコかわいい、って言うんですかね。エゲツない速度でまくし立てるリリックと、凄まじい緩急のメロディとがマッチして、他に類を見ないけいおんならではの楽曲に仕上がっています。また、その曲を歌うのはクソ可愛い女の子、というギャップもたまらないです。聴いたことない人は是非、聴いてみてほしいです。

Utauyo!! Miracle

けいおん!!』2クール目のOP。けいおん節全開の曲ですね。これまた高速リリックに緩急マックスのメロディ、とけいおんの十八番ラッシュ。聴けば聴くほどいい曲です。

ただ、『GO!GO! MANIAC』にも言えることですが、歌うことに関しては最高峰の難易度を誇ります。カラオケで歌う際にはそれなりに覚悟してください。

劇中歌

ふわふわ時間

これまたけいおんを代表する曲の内の一つですね。

とりあえず、歌詞が甘い。というか痛い。澪が作詞をする曲は必ずこうなります。

ふでペン〜ボールペン〜

かわいらしさに全振りした曲。かわいい。とにかくかわいい。

『ハネるとこトメるとこ ドキドキまるで恋だね』

このフレーズ考えた人天才ですよね。

わたしの恋はホッチキス

これまたかわいらしさ全振りの曲。チョベリかわいい。

『好きの確率わりだす計算式 あればいいのに』

このフレーズ考えた人天才ですよね。

U&I

名曲です。憂が風邪をひいた際に、唯が憂への愛を込めて作った歌で、放課後ティータイムの最期となるライブで演奏した曲。メロディやリズムは軽快なのに、歌詞が愛に満ち溢れていてグッときます。

読みは「ユーアンドアイ(You and I)」

書きは「U&I(憂)」

タイトルのセンスだけで言えばぶっちぎりです。総合的に見ても中々にちぎってますけどね。

(余談ですが、本編20話にてラストライブでこの曲を演奏した際に、昂ぶりすぎたムギが曲にアレンジを加えるシーンが死ぬほど好きです。

気になる方はどの場面か探してみて下さい。)

天使にふれたよ!

最終話にて、あずにゃんに捧ぐ鎮魂歌ここに来て全員で歌うかーーーーーそりゃ泣くわーーーーって感じ。しっとりとしたメロディに、染み入るような歌詞がね、いいんです。歌詞がいいんです。軽音部の過ごした日々が、頭の中に流れ込んでくるんです。そりゃ泣きますよ。

Unmei♪wa♪Endless!

映画けいおん!』にて流れる劇中歌でもありテーマ曲でもある。二期のOP共々と並び、けいおん節全開の相も変わらず前衛的な曲です。放課後ティータイムはブレません。最高です。

その他の楽曲

これらに関しては背景が無いので、あまり語ることがありません。個人的に好きな曲をリストにしておきますので、参考までに。

  • ギー太に首ったけ
  • Oh My ギー太!!
  • いちごパフェが止まらない
  • いちばんいっぱい
  • ウキウキNew! My Way!
  • Honey sweet tea time
  • しあわせ日和
  • キラキラDays

まだまだ紹介していない曲がありますが、ここにあげるとなるとほぼ全曲になってしまうので自重します。

最後に

まだまだ数億文字は語れますが、あまり長くならないように簡潔にまとめたつもりです。

けいおんという作品は、笑いたい人、かわいいのが好きな人、泣きたい人、様々な人におすすめできる万能アニメだと思います。ここまで読んでくださった方々は是非、これを機に視聴なさってはいかがでしょうか。

筆者はこれからも、けいおんに粘着する気色悪い追っかけを続けて行く所存です。

 

以上で終わります。お疲れ様でした。